小学校入学後に身に付けてほしいのは「考える力」「伝える力」━━。小学館集英社プロダクション(ShoPro)が運営する「小学館の通信教育 名探偵コナンゼミ」はこのほど、年長児がいる保護者660人に行ったアンケート調査の結果を発表した。
小学校に入学後、子どもに身に付けてほしい内容(複数回答)としては、「考える力」が68.9%と最も高く、次に「伝える力」64.0%となり、「学校のテストで点を取れる力」23.7%を大きく引き離していた。「考える力」「伝える力」の次は「こつこつ取り組む力」(61.8%)で、「自学自習できる力」は51.4%だった。
また、「小学校入学にあたり、気になることや心配なことは?」という質問には、9割以上の保護者が「気になることや心配なことがある」と答え、その具体的な内容としては、「お友だち関係」が64.5%、次いで「授業についていけるか」が58.1%だった。
同調査は9月9日から13日まで、インターネットで実施した。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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