世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済をはじめとして浮上している、いわゆる「宗教2世」への学校の対応について、永岡桂子文科相は11月11日の閣議後会見で、「宗教2世の問題は、学校関係者にとっても、新たな問題点と認識しなければいけない」と述べ、学校関係者が宗教2世への対応に必要な知識や技能を身に付ける必要があるとの見解を明らかにしました。
また文科省は11月10日付で、学校関係者に対し、児童生徒の心のケアについてスクールソーシャルワーカー(SSW)やスクールカウンセラー(SC)と共に教育相談に取り組むことや、授業料や教育費の悩みを抱える生徒らに対して経済的支援などの相談に丁寧に応じるよう求める通知を出しました。(参照記事:宗教2世「学校関係者は新たな問題点として認識を」 永岡文科相)
あなたは、教員として「宗教2世」への対応に(現在進行中のものも含め)悩んだり、他の教員の悩みを聞いたりしたことはありますか?
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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