高校入試を控えた中学3年生の子どもがいる保護者のうち6割以上が、コロナ対策で子どもが学校を休むことを「理解できる」と考えていることが1月12日、個別指導の学習塾を展開する明光ネットワークジャパンの調査で明らかになった。家庭内のコロナ対策でも半数以上の保護者が不安に感じているなど、現在もコロナ対策が受験生のいる家庭にとって大きな心配事となっている状況が伺える。
同調査は昨年12月27~29日に、中学3年生の子どもがいる保護者880人を対象にインターネットで実施した。
家庭でのコロナ対策について、「不安に感じる」と答えたのは17.3%、「どちらかというと不安に感じる」は35.8%で、合計すると半数以上の保護者が家庭のコロナ対策が不安と回答。具体的に行っている風邪・コロナ対策を複数回答で聞くと、最も多かったのは「うがい・手洗い」で75.7%、次いで「消毒(手)」(56.0%)や「定期的に換気」(42.6%)だった。
また、子どもの受験へのサポートで大変だと感じていることを複数回答で挙げてもらったところ、「モチベーション管理」(47.4%)や「体調管理」(47.3%)に次いで、「コロナ対策」(41.5%)も上位に入った。
コロナ対策として受験生の子どもが学校を休むことについてどう思うかでは、「理解できる」は25.6%、「どちらかというと理解できる」は36.7%で、コロナ対策で受験生の子どもが自主的に学校を休むことに対して、6割以上の保護者が一定の理解を示した。