佐賀県白石町教育委員会は1月10日、昨年7月に町内の小学校校長が学校だよりと学校ホームページにインターネット上のイラストを無断で使用し、著作権者に賠償金として11万円を支払うことで合意したと公表した。賠償金は1月12日までに支払われた。同教委では校長会などにおいても再発防止を呼び掛けている。
同教委によると、町内の小学校校長は昨年7月に夏休みの過ごし方についての学校だよりを作成する際、インターネットで「フリー 無料 風鈴」と検索し、そこで出てきたイラストをフリー素材と思い込み、使用した。また、同様に学校のホームページ上にも掲載していた。
その後、昨年12月半ばにイラストの著作権者に依頼を受けた代理人弁護士から無断使用を指摘され、賠償を求められた。その時点で学校ホームページから該当の学校だよりは削除している。
同教委は問題が発覚した翌週に行われた校長会でも、この件を周知。担当者は「インターネット上にあるものには著作権があるという認識、前提でいなければいけない。今後も再発防止に努めたい」と述べた。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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