子ども食堂が全国で7363カ所に コロナ禍でも新設の動き

子ども食堂が全国で7363カ所に コロナ禍でも新設の動き
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 2022年に全国にある子ども食堂が少なくとも7363カ所に上ることが2月13日、「全国こども食堂支援センター・むすびえ」の調査(確定値)で明らかとなった。前年度と比べたときの増加数は19年度以降2番目に多く、コロナ禍で対面での食事が制限される中でも、工夫しながら地域の中で新たに子ども食堂を始める動きが活発なことがうかがえる。

 

 「むすびえ」では全国の子ども食堂の地域ネットワーク団体と共同で、行政や社会福祉協議会などとも協力して、子ども食堂の全国調査を毎年実施している。今年の調査は昨年9~11月に、都道府県ごとの子ども食堂の数を調査。同12月に公表した速報値の段階では7331カ所だったが、その後、最新情報が反映されていなかったなどの理由で、32カ所が新たに加えられた。

 その結果、全国の子ども食堂は前年度と比べ1349カ所増えた。地域別にみると、大阪府(143カ所増)や愛知県(101カ所増)、東京都(92カ所増)など、都市部での増加が目立つ。

 子ども食堂が1カ所以上ある小学校区の割合をみると、最も高いのは沖縄県の55.89%、最も低いのは秋田県の11.36%、全国平均は25.92%だった。

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