学校給食の牛乳の紙容器に新包材 99%が再生可能資源に

学校給食の牛乳の紙容器に新包材 99%が再生可能資源に
植物由来ポリエチレンを使用した学校給食用の牛乳の新包材(日本テトラパック提供)
【協賛企画】
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 紙容器の充填包装システムの供給・納入を手掛ける日本テトラパックはこのほど、学校給食の牛乳用の紙容器のコーティングに植物由来ポリエチレンを使用した新包材を導入すると発表した。植物由来ポリエチレンを使用した新包材の採用は、国内で流通している学校給食用牛乳の紙容器では初めてとなる。

 同社によると、すでに学校給食用に牛乳を供給している、いかるが牛乳、オーム乳業、九州乳業、四国乳業、泉南乳業、チチヤス、森乳業の7社で、2023年度中に新包材容器に切り替わる予定で、約2580校の小中学校に提供されるという。

 この新包材は工場の設備投資が必要ないことから、さらに複数のメーカーが導入を検討中で、需要の増加や安定共有に対応するため、同社では設備投資にも力を入れる。

 仮に同社の学校給食用の牛乳の紙容器を全て植物由来ポリエチレンに変更した場合、再生可能資源比率を77%から99%にまで高めることができると試算。年間1100㌧の化石由来プラスチックの削減につながるという。

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