紙容器の充填包装システムの供給・納入を手掛ける日本テトラパックはこのほど、学校給食の牛乳用の紙容器のコーティングに植物由来ポリエチレンを使用した新包材を導入すると発表した。植物由来ポリエチレンを使用した新包材の採用は、国内で流通している学校給食用牛乳の紙容器では初めてとなる。
同社によると、すでに学校給食用に牛乳を供給している、いかるが牛乳、オーム乳業、九州乳業、四国乳業、泉南乳業、チチヤス、森乳業の7社で、2023年度中に新包材容器に切り替わる予定で、約2580校の小中学校に提供されるという。
この新包材は工場の設備投資が必要ないことから、さらに複数のメーカーが導入を検討中で、需要の増加や安定共有に対応するため、同社では設備投資にも力を入れる。
仮に同社の学校給食用の牛乳の紙容器を全て植物由来ポリエチレンに変更した場合、再生可能資源比率を77%から99%にまで高めることができると試算。年間1100㌧の化石由来プラスチックの削減につながるという。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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