文科省は4月20日、公立小中学校の授業時数や個に応じた指導の実施状況などをまとめた「教育課程の編成・実施状況調査」の結果を公表した。2022年度から本格的に導入された小学校高学年の教科担任制は、現行の学習指導要領が全面実施される前の18年度と比べ、全ての教科で実施割合が拡大。文科省が優先的に専科指導の対象とする4教科(外国語・算数・体育・理科)では、いずれの教科でも改善が見られた。ゴールデンウィーク中に読んでおきたい、教科担任制関連の記事5本を選んだ。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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