わが家の環境局長は小学生 小池都知事がHTTの特別授業

わが家の環境局長は小学生 小池都知事がHTTの特別授業
子どもたちにHTTの取り組みについて説明する小池都知事
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 気候変動への対応や中長期的なエネルギーの安定確保への理解を促そうと、東京都は6月6日、小池百合子都知事が渋谷区立渋谷本町学園小学校(清野正校長、児童665人)を訪れ、子どもたちに特別授業を行った。小池都知事は子どもたちに、都が推進している「H(減らす)T(創る)T(ためる)」の取り組みを紹介。子どもたちを「わが家の環境局長」に任命し、家庭での節電などの実践を呼び掛けた。

 特別授業は4年生の社会科の一環で行われた。都では2022年度から小学生が「環境局長」としてリーダーシップを発揮しながら、各家庭で楽しみながら節電などに取り組む「わが家の環境局長」事業を実施しており、この日の授業では、「改めて『電気』について考えよう」というテーマで、子どもたちにHTTについて考えてもらった。

 最初に、英語でのあいさつやクイズを交えながら子どもたちの関心を高めた小池都知事は、東京都の電力の大半は都外の発電所から供給されていること、日本の電力のうち、太陽光や風力などの自然エネルギーは2割ほどで、残りの電力は、天然ガスや石油、石炭などの資源を海外から頼っている状況を解説。「減らす、創る、ためる。このことをぜひ皆さんは、覚えて帰るだけではなくて、実行できることをやってみてほしい」と子どもたちに語った。

 その後、小池都知事は子どもたち一人一人を「わが家の環境局長」に任命。環境問題への取り組みについて、子どもたちが独自に4つの目標を考え、その目標ごとに4つのアクションを設定し、実行していくツール「かんきょうマンダラート」を活用して、家庭での実践を促した。

 授業に参加した児童は「太陽光発電で電気をつくったり、その電気をためることで節約できたりすることが分かった。家に帰ったら、冷蔵庫の温度設定のスイッチがどうなっているか確認してみたい。クーラーの設定温度も気を付けたい」と、HTTの実践に意欲的だった。

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