日本若者協議会は6月14日、児童生徒が委員となって作成し、「三者(四者)協議会の設置(子どもの声を聞く仕組みづくり)」「内申書の廃止(序列化する評定・数値化の廃止)」「高校の義務教育化(高校受験の廃止)」などを訴えた「学校における子どもの権利保障」に関する提言を、伊藤孝江文科大臣政務官に手交しました。
その中の「内申書の廃止」については、中学3年生の多くが内申書(調査書)を意識して校則を守ったり、部活動に取り組んだり、教員に反発しないようにしたりといった行動を取っていたという調査結果があるとして、「常に他者の目線(評価)を気にした学校生活を送らざるを得ない状況で、息苦しさにつながったり、自己肯定感の低さを生み出したりしている」「学校内などで序列化して成績をつける『評定』は悪影響が大きく、廃止すべき」だとしています。(参照記事:「序列化招く内申書は廃止を 生徒ら「子どもの権利」求め文科省に提言)。
あなたは、内申書を廃止するべきだと思いますか?
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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