共通テストの出願手続きをオンライン化 26年の導入目指す

共通テストの出願手続きをオンライン化 26年の導入目指す
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 大学入試センターは7月6日までに、大学入学共通テストの出願を将来的にオンラインで行う方針を固めた。現在、システム構築に向けて開発を進めており、2026年1月に実施される共通テストの出願からの導入を目指す。

 共通テストの出願は現在、高校卒業見込みの志願者の場合、在籍する高校で願書などを取りまとめ、郵送で出願する方式が取られているが、システムが導入されれば、志願者が個々の端末から出願手続きを行うことが想定されている。検定料の支払いもオンライン決済が可能となる予定。

 受験票は大学入試センターから高校に送られ、志願者に渡っているが、これも各自で事前に印刷し、試験会場に持参する方式になる見込み。

 インターネット環境や端末が使えないといった事情がある志願者への配慮も検討している。

 共通テストの出願手続きのオンライン化を巡っては、21年7月に出た文科省の「大学入試のあり方に関する検討会議」の提言で、各大学の個別入試でオンライン出願が広がっていることを踏まえ、共通テストでもオンライン出願をできる限り早期の導入に向けて積極的に進める必要があるとしていた。大学入試センターではこれを受けて、共通テストの出願手続きのオンライン化について内部で検討を進めていた。

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