柔軟剤や化粧品などに含まれる人工的な香料の化学物質が原因で体調不良を引き起こすいわゆる「香害」を巡って、兵庫県宝塚市はこのほど、同市内の小中学生の保護者を対象にしたアンケート結果を公表しました。それによると、市内の全小中学生の約5%が人工的な香料を不快に感じたことがあり、1.4%が体調不良を起こしたことがあると回答。自由記述では、各家庭で洗濯する共用の給食用エプロンの扱いや、学校行事で来校する保護者の香水などについて言及がありました。
これらの結果を受け、同市教委では新学期の開始をめどに各学校経由で保護者に対し、▽参観日などの学校行事では、香水や整髪料などの使用に配慮する▽給食エプロンなど他の児童生徒も使用する衣類の洗濯には、香料を含むものの使用を自粛する――などを呼び掛ける方針です。(参照記事:「香害」で不快、小中学生約5% 兵庫県宝塚市教委が調査)。
あなたの学校でも、「香害」問題は起きていますか?
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください