文科省は8月23日、海洋や漁業分野の研究に関する同省の施策の広報などを担う「みんなの『探究』応援大使」を、東京海洋大学名誉博士・客員教授のさかなクンに委嘱するとして、委嘱状の交付式を行った。活動期間は今年8月23日から来年3月31日まで。
さかなクンは「みんなの『探究』応援大使」として、文科省が取り組む海洋・漁業分野の研究や、文化庁が担う魚介類系の食文化の魅力発信のほか、水産系専門高校の学びについても魅力を伝え、イベントや動画への参加などを予定している。
永岡桂子文科相は委嘱状の交付にあたり、「文科省の大使として、しっかりと自分がやってきたこと、次世代の児童生徒に、自分の好きなこと、本当にやりたいことを追求していこうじゃないかということをお話しいただければありがたい」と語った。
委嘱状を受け取ったさかなクンは「私自身もお魚からたくさんの感動をいただいた。たくさんの皆さまと感動を共にして、ギョ(ご)一緒に探究していきたい」と意気込んだ。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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