2026年度から市立中学校で全員給食が始まるのに合わせ、横浜市教育委員会はこのほど、給食の価値をアピールするプロモーション動画の配信を始めた。動画には市立中学校に通う実際の中学生が出演し、インタビューや学校での活動の様子を通じて、給食の重要性が伝わる内容となっている。
動画は▽「つながる」編▽「新たな発見」編▽「健康を実感」編――の3つが、同市公式YouTubeで公開されている。「つながる」編では、コロナ禍で黙食が当たり前となった中学3年生の生徒に、給食の時間をどのように過ごしたいかをインタビュー。生徒の声や表情から、一緒に話しながら食べる給食の良さを実感できる。「健康を実感」編では、部活動に打ち込む生徒に、食事で気を付けていることを聞いた。
横浜市の中学校では現在、給食は自宅から弁当を持参するか、事前の注文を受けて業者が作るランチボックスを受け取るかの、いずれかを選択することになっている。昨年12月に横浜市は、26年度から業者によるデリバリー方式での給食を中学校全校で導入する方針を示しており、今後もSNSの活用や試食会の実施など、さまざまな形で給食の大切な価値を啓発するプロモーション活動を展開していくとしている。
プロモーション動画は、横浜市中学校給食サイトから見ることができる。