幼稚園や保育所、小学校の運動会に参加した経験のある父親の10人に1人は、そこでの競技中に転倒や負傷をしたことがあるのがこのほど、健康機器メーカーのオムロンヘルスケアが行った意識調査で明らかとなった。思い当たる理由では「想像していたほど身体が動かなかった」が最も多いなど、日頃の運動不足を痛感させられる結果になった。
調査は9月15~19日に、幼稚園・保育所から小学3年生までの子どもがいる、運動会参加経験のある30~50代の父親1056人にインターネットで実施した。
実際に運動会の競技に出場したことがある人は57.0%で、その理由を複数回答で尋ねると「家族が喜ぶ顔を見たい」(49.0%)や「子どもの学校・園行事には積極的に参加したいから」(37.5%)などが多く挙がった。
さらに、競技に参加したことがある人のうち、11.6%が競技参加中に転倒や負傷したことがあると回答。その理由として思い当たることを複数回答で挙げてもらうと、「想像していたほど身体が動かなかった」が70.0%と最も多かった。転倒や負傷をした競技は、リレーが最も多く55.7%だった。
今後、運動会の競技に参加したいと答えた人は74.4%に上り、気を付けたいこととしては複数回答で「準備運動をする」(54.1%)、「はりきりすぎない」(48.1%)、「日頃から運動習慣をつける」(42.2%)などが挙がった。一方で、運動会の競技に参加したくないと答えた人が複数回答で挙げたその理由では「動ける気がしない」(27.8%)や「運動不足だから」(20.7%)など、自身の身体の状態に自信がないこともうかがえた。