東京電力福島第一原発の処理水放出の影響で一部の国がホタテの輸入停止措置をとったため、生産者が苦境に立たされていることを受けて、日本海老協会はこのほど、同協会に参加している海産物の専門商社である毎味水産が、小中学校の給食に北海道産の輸出用ホタテを無償提供すると発表した。同協会では食育の一環として、この機会にホタテについて学んでもらえればと期待を寄せる。
発送されるのは、同社が業務用として品質管理や梱包などを行った北海道で水揚げされた冷凍ホタテで、11月1~30日と12月1~29日の2回に分けて専用フォームから先着順で申し込みを受け付ける。学校は来年の1月18日~4月30日に学校給食の献立に送られたホタテを使用したメニューを提供し、その様子を写真に撮ってメールで送ることが条件。
また、日本海老協会では食育で連携している大日本水産会が発行する教材資料「これでキミもホタテ博士」を活用するなどして、子どもたちがホタテについて学ぶきっかけづくりをすることを呼び掛けている。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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