茶育を行う学校に急須配布 伊藤園が提供、農水省で募集

茶育を行う学校に急須配布 伊藤園が提供、農水省で募集
iStock.com/kuppa_rock
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 お茶を活用した食育「茶育プロジェクト」を実施している農水省は11月14日、希望する小中学校に対して急須の配布を始めると発表した。プロジェクトに参加している飲料メーカーの伊藤園からの提供を受けたもので、「茶育プロジェクト」に取り組むことなどが条件。

 同プロジェクトは、日本茶の出前授業や茶摘み体験、茶製造工場の見学などを小中学校に提供可能な茶業関係者を全国から募集し、こうした「茶育」を希望する小中学校に向けて情報提供する取り組みで、今年1月からスタートしている。

 プロジェクトに参加する茶業関係者の一つである伊藤園は、10月1日の「日本茶の日」に合わせて、日本茶の消費拡大イベント「10万杯チャレンジ」を実施し、そこで試飲された日本茶の杯数に応じて茶育を実施する小中学校に急須を提供する活動を行った。

 「10万杯チャレンジ」で合計1000個を提供することが決まった急須は200ccまで入る透明の樹脂製のもので、割れにくく中身が見えるのが特徴。1校当たり20個を上限に希望する小中学校に配布を行う。今年3月20日から来年1月31日までの間に、同プロジェクトに取り組むことが条件で、農水省ホームページから応募様式をダウンロードし、必要事項を記入の上で同省農産局果樹・茶グループにメールで送る。応募期間は11月14日~12月28日で、応募数が配布可能な急須の数を超えた場合は、早めに締め切ることがあるという。

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