お金持ちになりたいけど実際は… 高校生に理想と現実のギャップ

お金持ちになりたいけど実際は… 高校生に理想と現実のギャップ
iStock.com/AlexSecret
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 将来お金持ちになりたい高校生は8割近くを占めるが、実際にお金持ちになれると思っているのは2割にとどまるなど、高校生が将来の収入について理想と現実のギャップを抱いていることが12月12日、ベネッセコーポレーションと高校生向けに投資教育プログラムを提供するスパークス・グループの共同調査で分かった。就職などで企業を選ぶときのポイントは「安定している」を選んだ高校生も半数近くに上り、「今後成長しそう」や「自分が成長しそう」を大きく上回るなど、安定志向の傾向もみられた。

 調査は9月15~18日にインターネットで実施。高校1~3年生とその保護者の計618人が回答した。

 その結果、「将来、お金持ちになりたい」という問いに「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた割合は78.0%だったのに対し、「自分はお金持ちになれると思う」で「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた割合は20.8%に過ぎなかった。

将来の収入に関する高校生のイメージ
将来の収入に関する高校生のイメージ

 「将来、あなたはどれくらいの年収を稼げると思いますか」という質問では、最も高かったのは「答えたくない/わからない」で35.0%、次に高かったのが「300万円未満」で12.0%だった。

 就職などで企業を選ぶときに重視することを3つまで選んでもらったところ、「安定している」が46.1%で最も多く、「今後成長しそう」(11.7%)や「自分が成長できそう」(18.3%)を大きく上回った。

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