今年度の第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験 11月4日・5日実施)の実施結果が12月20日に発表され、受験者数が8523人(前年度比187人減)、合格者数が3984人(同181人減)となった。合格者の平均年齢は21.8歳で、最高年齢は72歳だった。
合格者を最終学歴別に見ると、中学校卒業 8.8%、高校中退 43.0%、全日制高校在学31.7%、定時制・通信制高校在学 9.8%、高専中退 1.1%、その他 5.5%。
合格者を年齢別に見ると、16~18歳 60.5%、19~20歳 13.1%、21~25歳8.3%、26~30歳 4.9%、31~40歳 7.8%、41~50歳 3.9%、51~60歳 1.3%、61歳以上 0.3%だった。平均年齢は近年22歳台が続いていたが、今回は21歳台に低下した。
文科省は中教審生涯学習分科会での議論を踏まえ、2026年度から高卒認定試験に新教科「情報」を追加する方針を示しており、12月7日までパブコメ募集を実施した。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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