学童保育の児童数が全国で140万人超 大規模化の傾向も

学童保育の児童数が全国で140万人超 大規模化の傾向も
iStock.com/Milatas
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 学童保育に入所する児童数が昨年5月1日時点で140万人を超えたことが1月17日、「全国学童保育連絡協議会」による全市町村に行った調査で明らかとなった。学童保育の規模も大きくなっている傾向がみられた。

学童保育の入所児童数の推移
学童保育の入所児童数の推移

 同調査は1967年度から行われており、80年度以降は毎年実施されている。公表された23年度調査によれば、学童保育の入所児童数は過去最多の140万4030人で、前年比5万5908人増えた。学童保育の数は2万4493カ所(前年比79カ所増)だった。小学1~6年生のどの学年でも入所児童数は増えていた。

 入所児童数を規模別でみると、「1~19人」や「20~30人」の割合は前年の調査よりも減少した一方、「31~35人」「36~40人」「41~45人」「46~55人」「56~70人」「71~100人」は増加しており、子ども集団が大きくなっている様子が伺える。同協議会は子ども集団の規模の上限は30人までにすべきだと提言している。

 また、入所を希望していても入れない待機児童数は391市町村に1万6772人いたが、実態を正確に把握していない市町村も103あった。

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