学童保育に入所する児童数が昨年5月1日時点で140万人を超えたことが1月17日、「全国学童保育連絡協議会」による全市町村に行った調査で明らかとなった。学童保育の規模も大きくなっている傾向がみられた。
同調査は1967年度から行われており、80年度以降は毎年実施されている。公表された23年度調査によれば、学童保育の入所児童数は過去最多の140万4030人で、前年比5万5908人増えた。学童保育の数は2万4493カ所(前年比79カ所増)だった。小学1~6年生のどの学年でも入所児童数は増えていた。
入所児童数を規模別でみると、「1~19人」や「20~30人」の割合は前年の調査よりも減少した一方、「31~35人」「36~40人」「41~45人」「46~55人」「56~70人」「71~100人」は増加しており、子ども集団が大きくなっている様子が伺える。同協議会は子ども集団の規模の上限は30人までにすべきだと提言している。
また、入所を希望していても入れない待機児童数は391市町村に1万6772人いたが、実態を正確に把握していない市町村も103あった。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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