堺雅人さんらが中高生にお薦めの一冊 読書キャンペーン第3弾

堺雅人さんらが中高生にお薦めの一冊 読書キャンペーン第3弾
iStock.com/ArthurHidden
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 中高生の読書離れが進む中、文部科学省は2月14日、「子供の読書キャンペーン~きみに贈りたい1冊~」の第3弾を公表した。今回は俳優の堺雅人さん、小説家の朝井リョウさんら7人の著名人が、中高生へのメッセージとともに、お薦めの本を紹介した。次回の第4弾は4月を予定している。

 今回の紹介者と推薦した本は▽朝井リョウさん(小説家):『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著)▽乾友紀子さん(アーティスティックスイミング):『日本人が最強の脳をもっている』(加藤俊徳著)▽堺雅人さん(俳優):『白川静文字学に学ぶ 漢字なりたちブック 1年生』(伊東信夫著)▽鈴木孝幸さん(パラ水泳選手):『ボッコちゃん』(星新一著)▽平野亮一さん(バレエダンサー):『生きる』(乙川優三郎著)▽本間希樹さん(天文学者):『天地明察』(上・下巻、冲方丁著)▽宮田愛萌さん(作家・短歌研究員):『たけくらべ』(樋口一葉著)。

 同省の特設サイトでは「本のおもしろいところはたくさんあるけど、ひとつは『ひとまえでしゃべらないことが書いてある』ことじゃないかな」(堺さん)、「僕も中高生の頃、読書が苦手でした。でもこの本は楽しく読んだ事を覚えています」(鈴木さん)、「歴史小説に登場する魅力的な人物に数多く出会うことは、若い人たちが今後の人生を歩んでいく上での貴重な糧となるはずです」(本間さん)――など、それぞれが子供たちにメッセージを寄せている。

 1カ月に1冊も本を読まない「不読率」は小学生で7.0%だが、中学生は13.1%、高校生は43.5%と高くなっている(2023年度・全国学校図書館協議会「学校読書調査」)。こうした状況を踏まえ、これまでに同キャンペーンの第1弾を昨年10月に、第2弾を同12月に公表している。

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