文部科学省は、最大震度7を記録した能登半島地震の被災地で学習支援や体験活動を提供する自治体やNPO法人などに対し、1事業当たり500万円を上限として、経費を全額補助することを決め、2月27日から対象団体の公募を始めた。締め切りは3月11日。
被災地では今も、避難所生活や集団での2次避難を余儀なくされ、普段と異なる学習・生活環境に置かれている児童生徒がいる。自治体や民間団体による支援を後押しすることで、学習の遅れに対する不安を解消したり、心のケアを図ったりすることを目指す。
都道府県・市区町村のほか、被災地の自治体と連携して活動する民間団体も対象とする。学習支援や文化体験、自然体験、スポーツ・レクリエーション活動など幅広い活動を認めるが、希望する全ての児童生徒が参加できることなどを条件とする。
地震が発生した1月1日から年度末の3月31日までの活動に対して補助する。被災自治体の負担を減らすため、自治体と連携して活動する民間団体が国に直接申請することも認める。詳細は文科省のウェブサイトで。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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