教職員団体への加入率27.7%、48年連続低下 文科省調査

教職員団体への加入率27.7%、48年連続低下 文科省調査
iStock.com/courtneyk
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 2023年度の教職員団体への加入率が27.7%となり、前年度と比べ1.5ポイント下がったことが3月1日、文部科学省の「教職員団体への加入状況に関する調査」で明らかになった。教職員全体の加入率の低下は1976年以降48年連続。新採用教職員の加入率は21.3%で、前年度より1.6ポイント下がった。

教職員団体への加入状況
教職員団体への加入状況

 団体別に加入者数を見ると▽日本教職員組合(日教組) 19万4687人(前年度比9720人減)▽全日本教職員組合(全教) 2万5959人(同2670人減)▽日本高等学校教職員組合(日高教) 6907人(同353人減)▽全日本教職員連盟(全日教連) 1万6526人(同552人減)▽全国教育管理職員団体協議会(全管協) 3461人(同215人減)▽その他 3万3651人(同2153人減)。非加入は73万3355人で、前年度と比べ1万4705人増加した。

 新採用の教職員では▽日教組 6531人(同156人減)▽全教 381人(同13人減)▽日高教 163人(26人増)▽全日教連 399人(同113人減)▽その他 715人(同168人減)。非加入は3万206人で、前年度と比べ1157人増えた。

 同調査は1958年から毎年実施しており、大学と高等専門学校を除く公立学校に勤務する、再任用教職員を含む全ての常勤教職員を対象にしている。調査時点は毎年10月1日。

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