学校用品などを手掛けるフットマークが4月11日に公開した、小学1~3年生の子どもとその保護者に行ったランドセルに関する意識調査の結果で、9割の子どもがランドセルに入った荷物を重いと感じていることが明らかとなった。ランドセルの重さは前回調査よりやや減少しており、教科書などを学校に置いて帰る「置き勉」を禁止している学校も少なくなってきているものの、子どもたちにとってランドセルは重たい存在であり続けているようだ。
調査は3月15~21日に、小学1~3年生の子どもとその保護者1200組にインターネットで実施。
通学時のランドセルについて子どもが「常に重いと感じている」と答えたのは24.3%、「頻繁に重いと感じている」は26.8%、「たまに重いと感じている」は40.3%おり、9割以上の子どもが重さを実感していた。
これらのランドセルが重いと感じている子どもの保護者のうち、子どもが通学時や通学後にランドセルを背負うことによる身体の痛みを訴えることが「とてもよくある」と答えたのは5.0%、「よくある」は7.5%、「たまにある」は19.2%だった。
一方で、今回の調査で回答者から得たランドセルに入っている荷物の重さは平均4.13㌔で、2022年に実施した前回調査の4.28㌔より減少。「置き勉」を禁止している学校も、前回の41.7%から31.5%に減っていた。