全国学力調査に2万8414校が参加 4月18日に実施

全国学力調査に2万8414校が参加 4月18日に実施
iStock.com/barbaragibbbons
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 全国の小学6年生と中学3年生を対象に4月18日に実施される「全国学力・学習状況調査」について、文部科学省は4月16日、参加学校数を公表した。国公私立合わせて2万8414校、児童・生徒合わせて約202万人(4月8日時点)が参加予定で、国語と算数・数学の2教科で実施される。

 今年度の「全国学力・学習状況調査」には、小6と中3の調査対象者が在籍する学校を所管する、全国1811教委のうち、能登半島地震で被災した石川県輪島市を除く1810教委が参加する。参加校数は小中合わせて国立が155校で参加率は100%。公立は2万7876校で参加率は99.96%。私立は1045校のうち37.8%に当たる395校が参加する。前年度の最終の参加率は小中合わせて国立が100%、公立が99.8%、私立が40.4%だった。今回の全体参加率は97.7%で、前年度の97.6%(最終)をわずかに上回っている。

 今年度の調査では国語と算数・数学の2教科で実施され、都道府県と政令市別の平均点が公表される。また、生活習慣や学習環境を尋ねる児童生徒質問紙調査では、初めて全員が学習用端末に入力して答える。

 全国学力・学習状況調査は全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ることなどを目的として、小6と中3を対象に2007年から行われている。

 遠足や修学旅行などの学校行事のため当日参加できない学校は、4月30日まで後日実施が可能だが、その場合は全体の集計からは除外される。

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