発達障害・グレーゾーンの子の約8割 登校しぶりや不登校経験

発達障害・グレーゾーンの子の約8割 登校しぶりや不登校経験
iStock.com/ljubaphoto
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 発達障害・グレーゾーンの子どもを持つ母親に登校しぶりについて、発達に関するリサーチなどを行うパステルコミュニケーションがこのほど実施したアンケートで、76.7%が「登校しぶりに悩んだ経験がある」と回答した。また、登校しぶりをしているうちの46.2%は前年度から登校しぶりが続いており、長期化していることが明らかになった。

 同アンケートは4月12日から15日までインターネット調査で行われ、発達障害・グレーゾーンの子どもがいる母親241人から回答を得た。

 子どもの登校状況を聞いたところ、「登校しぶりをしている」が38.8%、「現在、不登校中」が18.3%、「登校しぶりをしていた時期もあったが、今は登校しぶりはない」が19.6%、「登校しぶりはない」が23.3%だった。「登校しぶりをしている」「現在、不登校中」「登校しぶりをしていた時期もあったが、今は登校しぶりはない」を合わせると、76.7%が登校しぶりに悩んだ経験があることが分かった。

 また、「登校しぶりをしている」と答えた人に、登校しぶりの状況を聞いたところ、「前学年からずっと登校しぶりをしている」が46.2%、「登校しぶりをする日もあれば、スムーズに登校できる日もある」が44.1%、「新学年になってから登校しぶりをしている」が9.7%となり、一度登校しぶりが始まると長期化する傾向が見られた。

 登校しぶりへの対応については、「(休む、付き添い登校、遅刻・早退など)子どもの要望を聞いている」が24.5%、「会話やスキンシップを増やしている」が19.2%、「どうして学校に行きたくないのか子どもと話し合っている」が16.1%、「学校に相談している」が14.6%と続いた。

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