西日本中心に大雨 12府県で休校84校、短縮授業165校

西日本中心に大雨 12府県で休校84校、短縮授業165校
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 5月27日から28日にかけて西日本を中心に断続的に非常に激しい雨が降り続き、文部科学省が28日正午時点でまとめたところ、12府県で合わせて84校が休校、165校が短縮授業になっている。その他の県でも午後になって下校時間を早めて児童生徒を帰宅させる動きがあり、同省は児童生徒の安全確保などを要請するとともに、引き続き情報収集にあたっている。

 同省の28日正午現在のまとめによると、休校となっているのは、宮崎県(34校)をはじめ愛媛県(23校)、和歌山県(10校)、愛知県(6校)など9府県の小中高校など合わせて84校。また、短縮授業となっているのは、鹿児島県(85校)や大阪府(34校)、宮崎県(19校)など7府県の小中高校など合わせて165校。鹿児島県では大雨洪水警報の発令を受けて、登校時間を昼前に遅らせる対応を取った学校が相次いだという。

 一方、静岡県では、線状降水帯が発生する恐れがあるとして下校時間を早める学校が相次ぎ、午後3時までに30数校が28日午後の授業を短縮したといい、大雨の影響は他の地域でも広がる見通し。

 校舎などの物的被害に関しては、京都府の特別支援学校と佐賀県の特別支援学校、福岡県の社会教育施設の3カ所から雨漏りなどの報告が寄せられており、詳しい被害状況を確認している。人的な被害の報告はなかった。

 同省は、都道府県教委や公私立大学、全国の国立大学法人に対して、児童生徒の安全確保や文教施設の被害状況の把握などを要請するとともに、引き続き、被害状況の把握に努めている。

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