山形の高校に進学しませんか? 県外中学生対象にバスツアー

山形の高校に進学しませんか? 県外中学生対象にバスツアー
2025年度に県外生を受け入れ予定の県立高校=山形県教育局提供
【協賛企画】
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 山形県は、同県への進学を検討している県外の中学生とその保護者を対象に、県外生受け入れ対象の県立高校を見学する初のバスツアーを企画し、今月下旬から来月にかけて実施する。ツアーには観光施設の見学など地元の文化に触れることができるプログラムも組まれており、同県教育局は「山形県の魅力を存分に体験して進学を検討してほしい」と参加を呼び掛けている。

 同県は、多様な価値観を持った生徒同士の交流を通して教育効果を高めるとともに、地域の活性化につながるとして、2018年から県外生の受け入れを始め、今年4月の入学生を対象とする入学者選抜は県立高校9校11学科で実施された。来年はさらに2校増やして11校13学科で受け入れる予定で、情報発信の一環として、対象校と地域を巡るバスツアーを初めて行うことになった。

 バスツアーは、県内を3つのエリアに分けて用意され、県南部の置賜コース(7月30~31日)は、小国高校と高畠高校の見学に加えて日本三文殊の1つ、亀岡文殊参拝などが日程に組まれている。

 県北部の最上コース(8月1~2日)は、新庄南高校金山校と新庄北高校最上校、村山産業高校の見学に加えて最上川舟下りを体験できる。

 日本海側の庄内コース(8月6~7日)は、庄内農業高校と加茂水産高校、遊佐高校の見学に加えて加茂水族館訪問が予定されている。

 県外生を受け入れる11校はそれぞれ特色があり、加茂水産高校は海のスペシャリストを目指す学校として、実習船を使った学習や水族館と連携した「水族館学概論」などを学ぶことができる。県南部の小国高校は全校生の4人に1人が県外出身で、7月には「全国高校小規模校サミット」を主催する。

 3コースともツアーにかかる費用(食事代、宿泊費、体験料など)は無料。山形県への進学を検討している県外の中学生と、動向を希望する保護者(中学生1人につき1人)が対象で、山形県への旅費は中学生、保護者とも1人につき半額を補助(上限2万円)する。

 募集人員は各コースとも先着15組30人で、7月23日まで申し込みを受け付けている。参加申し込みはこちらから。

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