スマートグラスなどの使用不可を明記 来年の共通テスト

スマートグラスなどの使用不可を明記 来年の共通テスト
iStock.com/Olemedia
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 大学入試センターは7月10日、来年行われる大学入学共通テストの受験案内を公表した。この中で、試験中に使用できないものとして、眼鏡型の端末機器「スマートグラス」や「スマートウォッチ」を初めて具体例として明記した。今年2月に行われた早稲田大学の入試でスマートグラスを使った不正行為が行われた事案などを踏まえて、より分かりやすく受験生に示すことにしたと説明している。

 同センターによると、これまでも受験案内で試験中に使用できないものとして、携帯電話やスマートフォンとともにウェアラブル端末も記載していたが、具体例までは示していなかった。こうした中で早稲田大学の入試での事案が発生したことに加えて、受験生などからの問い合わせも多いことから、「スマートウォッチやスマートグラス等」と明記することにしたという。また、試験中に机の上に置く時計として使用できないものとして、音が鳴る恐れのある「学習タイマー」も具体例として追加した。

 共通テストは来年1月18日と19日に実施され、出願期間は9月25日から10月7日までとされている。来年の共通テストは、学習指導要領を踏まえて、6教科30科目から7教科21科目に再編されることになっており、一部教科・科目では、出題方法や回答方法が大きく変更される。

 このため同センターではホームページで、「新教育課程履修者向け」と「旧教育課程履修者向け」に分けて変更点や留意点をまとめたスライド資料や説明動画を掲載するなどして、注意を呼び掛けている。

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