中高生の子どもがいる保護者の約半数が、部活動の地域移行について賛成と考えていることが、個別指導の学習塾を展開する明光ネットワークジャパンがこのほど発表した調査結果で明らかとなった。同調査では、3割近い保護者が、経済的な理由が子どもの部活動選びに影響したと答えるなど、部活動の費用面を気にしている保護者が一定程度いる傾向もみられた。
同調査は6月18~20日にインターネットで実施。部活動に所属する中学1年生から高校3年生の子どもがいる保護者950人の回答を集計した。
部活動の地域移行についてどのように感じているかを尋ねたところ、▽賛成 17.2%▽どちらかというと賛成 34.8%▽どちらでもない 33.5%▽どちらかというと反対 6.2%▽反対 3.4%▽知らなかった 4.9%――だった。部活動の地域移行による不安を複数回答で挙げてもらったところ、最も多かったのは「指導者の人間性」で35.3%、次いで、「練習場所へのアクセス」(27.4%)、「経済的な負担」(25.7%)などが続いた。
子どもの所属している部活動の費用について、「高い」「どちらかというと高い」と感じている保護者は39.5%を占め、出費が大きいなどの経済的な理由が子どもの部活動選びに「影響した」「どちらかというと影響した」と答えた保護者も28.6%いた。