不登校児童生徒の急増が大きな課題となる中、さまざまな支援が全国で始まっている。学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)など、学校外の学びの場が広がる一方、学校の中にサポートルームを設置する事例も増えている。とはいえ学校現場では、一人一人異なる背景を抱えた子どもたちへの関わり方に悩むケースも少なくない。不登校支援を巡る現状を、5本の記事で深掘りしていこう。
●各地域の特色を生かしたカリキュラムが続々
●「甘やかしていいの?」向けられる厳しい目に担当教員は
「ここがなければ不登校になっていた」校内別室、2年間の試行錯誤
●「とにかく勉強してみよう」が逆効果になりかねないわけ
【校内別室】居場所作りから学びの意欲へ 荻窪高校の不登校支援
●学校からの連絡は負担? 不登校児童生徒の保護者にどう関わるべきか
●文部科学省の方針や先進事例、不登校支援を巡る論点を総ざらい
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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