生成AIによる社会の変革が急速に進む中、学校現場での生成AIの利活用について議論する文部科学省の検討会議が発足した。昨年7月に取りまとめた暫定的なガイドラインを、年内をめどに改訂する見通しだ。学びの在り方を大きく変える技術であるだけに、学校現場では慎重論も根強い一方、すでに積極的な活用が進んでいる学校もある。検討会議の初会合の様子から、先進校での成果と課題、有識者の見解まで、生成AIを巡る動向を5本の記事で見ていこう。
●年内のガイドライン改訂に向け、文科省の検討会議が始動
●なぜ飯山満中学校では、全教員が生成AIを活用できたのか
【生成AIパイロット校②】 一斉授業からの脱却で見えてきた景色
●「今までやっていた仕事が置換された先には必ず新しい仕事がやってくる」と宮田氏
「問いを立てながら共に学ぶことが大事になる」 宮田裕章氏に聞く
●「ChatGPTは、ネット上にない情報を出すことはできない」と小宮山氏
AIがまねできない共感力、創造力、外れ値を知る力(小宮山利恵子)
●学校での活用は「まず使ってみよう」ではいけないと改野氏