カザフスタンで開かれた第35回国際生物学オリンピックに参加した日本代表の高校生4人が8月2日に文部科学省を訪れ、本田顕子文科政務官に成果を報告した。大会では4人全員が銀メダルを獲得し、本田政務官から「日本の未来を切り開いてほしい」などと激励を受けた。
文科省を訪れたのは、櫻井大聖さん(久留米大学附設高校3年・福岡県)と日吉雪乃さん(東京都立小石川中等教育学校5年)、松井大輝さん(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校2年・神奈川県)、永田駿平さん(栄光学園高校2年・神奈川県)の4人。
4人は7月7日から14日にかけてカザフスタンで開かれた国際生物学オリンピックに日本代表として出場し、全員が銀メダルを獲得した。
4人は本田政務官から表彰状を受け取って記念撮影をしたあと、政務官と懇談した。この中で本田政務官からは、「日本の未来を切り開いてほしい」と激励されるとともに、今後は後輩も育ててほしいなどと言葉をかけられたという。
表敬訪問のあと4人は取材に応じ、大会の感想や今後の抱負を語った。櫻井さんは「他国との代表の方とたくさん交流し、いろいろなつながりができて一生忘れない1週間になった。今後はやはり研究者になりたいし、ジュリー(引率兼翻訳者)として国際生物学五輪に出てみたい」と語った。
日吉さんは「本当にすてきな体験ができ、たくさん友達ができたし、生物学オリンピックを通して生物が大好きになった。将来は何かの形で生物に関わり続け、教育にも関わりたいと思う」と語った。