8月8日夕に発生した宮崎県沖を震源とするマグニチュード7.1の地震で、次の巨大地震に注意を呼び掛ける「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたことについて、文部科学省は関係する都府県教育委員会などに伝達し、地震への注意喚起をするとともに、防災対応や安全確保、被害報告の要請などを行った。
この地震では、宮崎県日南市で震度6弱を観測したほか、宮崎市や宮崎県串間市、都城市、鹿児島県大崎町で震度5強が観測されるなどした。
宮崎県によると、9日午後2時時点で、県内の大学と高専で計8人が軽傷を負ったほか、計29校で渡り廊下のコンクリートが破損したり校舎の壁がひび割れたりするなど、物的被害が確認されている。
宮崎県教委は9日、県内の全ての小中高校、特別支援学校に通知を出し、▽児童生徒の命を最優先すること▽各学校の「危機管理マニュアル」を見直し、情報収集や報告・連絡の体制整備、避難経路の確認などをすること▽部活動などは安全確保ができない場合は中止や延期を検討すること――などを呼び掛けた。
このほか、文科省によると同日正午時点で、鹿児島県の計6校、熊本県の1校で物的被害の報告があった。避難所になっている学校はないという。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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