共通テストの出願始まる 初日は1万400人受け付け

共通テストの出願始まる 初日は1万400人受け付け
iStock.com/Robert Moore
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 来年1月に実施される大学入学共通テストの出願受け付けが、9月25日から始まった。大学入試センターによると、初日は午後5時現在で1万400人の出願を受け付けた。出願は郵送で10月7日まで(当日消印有効)受け付けている。来年の共通テストは新たな学習指導要領を踏まえて、出題教科に情報が加わるなど教科・科目が再編されて一部で出題方法や解答方法が大きく変わることから、同センターはホームページで志願者向けの説明動画を公開するなどして注意を促している。

 同センターによると、25日午後5時現在の出願者数は、1万400人(前回の受け付け初日8062人)で、高校等卒業者見込者が9356人(同7007人)、高校卒業者等が1044人(同1055人)だった。

 来年の共通テストは本試験が1月18日と19日、追試験が1月25日と26日に行われる。追試験はこの4年間、コロナ対策として本試験の2週間後に実施されていたが、来年はコロナ禍前と同様に本試験の1週間後の実施に戻る。追試験の対象者は▽疾病(インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪などを含む)・負傷により試験を受験できない人▽試験場に向かう途中の事故により試験を受験できない人▽その他やむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災など)により試験を受験できない人――となっている。

 同センターによると、共通テストを利用する大学や短大などの数は現時点で842校(前回864校)。内訳は▽国立大学81校▽公立大学95校▽私立大学522校▽公立専門職大学3校▽私立専門職大学8校▽公立短期大学13校▽私立短期大学120校。

 来年の共通テストは、新たな学習指導要領を踏まえて、6教科30科目から7教科21科目に再編され、出題方法や解答方法が大きく変更される教科・科目がある。このため同センターは、ホームページで、各教科・科目の出題方法や解答方法の変更点、受験時の注意事項などに関して説明する動画やスライド資料を掲載している。動画・スライド資料は新教育課程履修者向けと旧教育課程履修者向けに分けており、自身が新教育課程履修者、または旧教育課程履修者のどちらに当てはまるのか確認した上で視聴してほしいと呼び掛けている。

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