政府は10月3日に臨時閣議を開き、石破茂新内閣の副大臣と政務官の人事を決めた。自民党所属の副大臣・政務官の大半は再任となり、文部科学省では、副大臣を務めていた阿部俊子文科相の後任の文科副大臣に、自民党の武部新衆院議員が起用された。また、新文科政務官として公明党の金城泰邦衆院議員が起用された。今枝宗一郎副大臣と本田顕子政務官は再任された。
石破新内閣の副大臣・政務官人事は、今月27日に行われる見通しの衆議院選挙を見据えて自民党所属議員は小幅な入れ替えとなった。公明党所属の副大臣・政務官は全て交代した。
文科副大臣に就任した武部氏は、北海道出身の54歳。衆院北海道12区選出で現在4期目。米国シカゴ大学公共政策大学院修士課程修了後、父親の武部勤元代議士の秘書を経て2012年の衆院選で初当選した。環境大臣政務官兼内閣府大臣政務官(原子力防災担当)や党副幹事長、農林水産副大臣、党農林部会長などを歴任した。ホームページによると、家族は妻と1男2女。好きな言葉は「信なくば立たず」。
文科政務官に就任した金城氏は、沖縄県出身の55歳。浦添市議、沖縄県議を経て21年の衆院選で、九州ブロックで初当選した。党内閣副部会長や党外交部会長代理、党沖縄県本部代表代行などを務める。ホームページによると、家族は妻と1男2女。座右の銘は、「波浪は障害に遭うごとに、その頑固の度を増す」。