科学が好きな中高生を国際科学オリンピックという「旅」へ誘おうと、日本科学オリンピック委員会はこのほど、人気旅行ガイドブック『地球の歩き方』とコラボレーションした国際科学オリンピックの紹介冊子を制作した。7教科・科目の大会の魅力や、国際科学オリンピックに出場したOB・OGの体験談やエピソードを織り交ぜながら、その後の進路選択にどのようにつながっていったのかをモデルコースとして掲載。冊子はホームページで公開しているほか、1万部限定で国立科学博物館などでも無料配布されている。
国際科学オリンピックは中高生年代を対象に各国・地域の代表選手がそれぞれの分野の知識や発想、問題解決能力などを競う国際的なコンテストで、数学、化学、物理、生物、地学、情報、地理の7教科・科目で毎年実施されている。
『地球の歩き方』を模した表紙が目を引く、今回制作された冊子では、これらの7教科・科目をそれぞれ1つの大陸に見立て、特徴を紹介。国際科学オリンピックへの挑戦が、大学入試をはじめとする将来の進路選択にどのようにつながっていくのかをモデルコースとして描いた。
また、さまざまな中高生に関心を持ってもらおうと、多彩な分野で活躍しているOB・OGの体験談やアドバイスも載せている。
冊子は日本科学オリンピック委員会のホームページで公開されているほか、10月26~27日に開かれる国内最大級の科学イベント「サイエンスアゴラ2024」などで配布される。