学校推薦型選抜や総合型選抜 高校生の半数以上が予定・検討

学校推薦型選抜や総合型選抜 高校生の半数以上が予定・検討
iStock.com/miya227
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 2023年度の大学入試全体において学校推薦型選抜と総合型選抜が5割を超えるなど、大学入試が大きく変わってきている。個別指導の学習塾「明光義塾」を展開する明光ネットワークジャパンが10月17日に公表した、進学希望の高校生の子どもを持つ保護者を対象にした、学校推薦型選抜や総合型選抜などの「推薦系選抜」の受験に関する調査結果で、高校生の半数以上が推薦系選抜の受験を予定もしくは検討していることが分かった。また、推薦系選抜の受験では、「学校の対策だけでは不安を感じる」と答えた保護者が約7割に上った。 

 同調査は9月27日から10月1日にインターネットリサーチ調査で行い、大学進学を希望する高校1年生から3年生の子どもを持つ保護者840人から回答を得た。

 子どもが推薦系選抜を受験する予定を聞いたところ、「推薦系選抜を受験する予定」と答えた人が25.7%、「推薦系選抜を受験したいが未定」と答えた人が30.0%で、合わせると進学希望の高校生の55.7%が推薦系選抜の受験を予定・検討していることが分かった。

 保護者が考える推薦系選抜のメリットを複数回答で尋ねたところ、「早く合格が決まる」が72.3%、「受験勉強の負担が少ない」が48.9%、「合格率が高い」が45.7%、「不合格でも一般選抜を受けられる」が37.1%と続いた。

 また、推薦系選抜の受験を予定・検討していると回答した人を対象に、「子どもが推薦系選抜を受験する場合、学校の授業だけでは不安を感じるか」を聞いたところ、「不安を感じる」が25.3%、「どちらかというと不安を感じる」が42.5%だった。さらに、学校の授業だけでは不安な理由を複数回答で聞いたところ、「小論文対策」が48.8%、「個別の弱点対策」が41.4%、「学科試験対策」が36.9%、「面接対策」が36.6%と続いた。

 推薦系選抜を予定・検討していると回答した人を対象に、子どもが推薦系選抜と一般選抜に向けた入試対策を並行しているかを聞いたところ、「主に推薦系選抜の対策をしている」が30.6%、「並行して対策している」が29.0%、「主に一般選抜の対策をしている」が17.0%だった。

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