オンライン校としての取り組み 国連本部でN高が発表

「情報の貧困に関する世界会議」が4月12日、ニューヨークの国連本部で開催され、N高校を運営する角川ドワンゴ学園の山中伸一理事長が「ICTを活用したオンラインの学校~SDGsの達成に向けて~」の演題で、同校の取り組みを発表した。

「情報の貧困に関する世界会議」で発表する角川ドワンゴ学園の山中伸一理事長(N高校提供)

山中理事長は同校の特色を▽人里離れた山中や小さな離島に暮らす生徒など、どこからでも質の高い学びができる▽体に障害がある、他者と接することに困難を抱えるなど、登校が難しい生徒も学習プログラムに参加できる▽学費が比較的安価である――と説明。

同校の教員について「一般の学校と異なり、ティーチングではなくコーチングや助言をする。ICTを活用して生徒の学習の記録をデータベース化し、一人一人に適した学びを提供している」と述べ、オンラインの学校が教育格差解消につながると訴えた。

同校は2016年4月に開校した広域通信制高校(本校・沖縄県うるま市)。同校によれば、開校時に入学したうちの74%に当たる1593人が、19年3月に卒業した。大学・短大進学は19%、専門学校は36%、就職が27%で、進路未定者は17%だったという。