音楽の著作権を学ぶ動画教材 日本レコード協会が作成

音楽の著作権を学ぶ動画教材 日本レコード協会が作成
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 日本レコード協会は2月3日、音楽の著作権や楽曲が配信されるまでの過程を、中高生向けに解説した動画教材を公開した。インターネット上での違法ダウンロードをはじめとする著作権侵害に対して、著作者の権利を守ることが新たな音楽作品を創造することにもつながることを学べる。

 動画は「著作権解説アニメ編」と「レコード会社の仕事編」の2編構成で、それぞれ約13分の内容となっている。

「著作権解説アニメ編」の一場面(日本レコード協会提供)
「著作権解説アニメ編」の一場面(日本レコード協会提供)

 著作権解説アニメ編では、シンガーソングライターの「あこ姉さん」というキャラクターが、スマートフォンで音楽を楽しむ中学生に対して、著作権の基礎知識や違法ダウンロードなどの違法行為について解説。対価をきちんと支払うなど、正しく音楽を楽しむことで、アーティストの権利を守り、新たな音楽を生み出す好循環が生まれるという仕組みを説明している。

 キャリア教育の教材としても活用できる「レコード会社の仕事編」では、ディレクターやレコーディング・エンジニア、プロモーターなど、レコード会社が担っている業務について、実際のレコード会社社員が登場して紹介。さまざまな職種の人が関わりながら、音楽がリスナーに届くまでを追う内容となっている。

 動画は日本レコード協会ホームページから見ることができる。同協会では、合わせて音楽著作権を学べる著作権啓発パンフレットも制作している。

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