OECD(経済協力開発機構)ウェルビーイングの特徴的な点には、ソーシャル・キャピタル、すなわち社会的資本という視点が採用されていることがあります。社会的資本とは、OECDの説明によれば、「人々の中の協働を促進する、社会的規範、共有された価値、制度的な対応等」です。本連載の初回で、OECD指標群が「現在のウェルビーイングの重要領域」と「将来のウェルビーイングのための資源の重要領域」から構成されていることをお伝えしました。
前回までは、OECD(経済協力開発機構)によるウェルビーイング概念と指標群、指標結果の一つであるBetter Life Index(BLI)の日本の結果について見てきました。今回は教育について取り上げます。
前回は、ウェルビーイングという語がOECD(経済協力開発機構)によって国際的な課題や価値として位置付けられるようになったこと、それらは厚生経済学の知見を有する著名な経済学者たちによる「経済成果と社会的進歩の測定に関する委員会」による提案を基にした、実現のための指標群が設定されていることをお伝えしました。 さて、それらの指標群には計器盤(ダッシュボード)という意味が込められています。
ウェルビーイングという語をよく目にするようになりました。個々人が感じる快適さ、社会全体としての幸福、より良く生きるという規範など、捉え方はさまざまです。 中央教育審議会の議論にも登場しています。
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