さあ、遊び冒険記も中盤。ここからは遊びで授業を創る上で大切になる、ある活動が遊びになるための3つの条件について考えていきます。まず初めは「楽しくなる(快楽性)」についてです。遊びの世界地図で言うと真ん中の辺りにある「低学年の世界」。その中の6つの浮島。競争競技場に、模擬劇場、創造LABOに収集博物館と楽しそうな文字が並びます。今回は、ここが話題の中心になります。
第3回では遊びが成立する条件を探っていきます。雲をつかむように捉えどころのない遊び。遊びの世界地図(第1・2回参照)にもあるように、一番のヒントは「遊ぶ子どもたちの姿」が教えてくれそうです。そこで、まずは具体例を基に考えてみたいと思います。
私の目指した「遊びで授業を創ること」ですが、その理想や試みは始めから暗礁に乗り上げます。そもそも遊びとは何か、私自身がよく分かっていなかったのです。だからこそ遊びで授業を創るため、遊びとは何か、そもそも人の成長に必要なものなのかを知ることから歩みを進めました。
初めまして。東京都の公立小学校に勤めています安藤浩太と申します。ANDYと呼ばれながら、日々子どもたちとワイワイ楽しく過ごしています。著名な研究者でもなければ、授業の名人でもない、一公立小学校の教員である私のもとにある日、この連載の依頼が舞い込んできました。聞けば、「遊びと学び、そして授業」をテーマにということでした。
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