【連載】子どもの心に響く教師の「語り」

第4回 語りを磨くために② ～見せる力・話す力～

　今回は「見せる力」と「話す力」に焦点を当てて語りの磨き方に迫ります。

第3回 語りを磨くために① ～探す力・創る力～

　「どうしたら、そんなにうまく語れるのですか？」 　教室で語る私の姿をたまたま見かけたある先生からいただいたこの質問に、一言で答えるのは不可能です。なぜなら、語りは以下の5つの力が結集して実現されるからです。

第2回 「語りの前のマインドセット」

　「子どもたちが、私の話を聞いてくれない…」 　そんなふうに思うことはないでしょうか。私自身、自分の話が目の前の子どもたちにあまり響かない日々を過ごす中で、心の中でつぶやいてしまったことがあります。

第1回 今、教師の語りが必要とされる理由

　「先生の話を聞いて、諦めずにやってみようと思いました。」 ある日、いつものように教室で語りを終えた後、ある子どもが笑顔でそう言いに来てくれました。私の言葉が、迷いの中にいたその子の背中をそっと押せた瞬間でした。教師の語りには、こうした「子どもの心を動かす力」があります。