前回、若手教員に仕事を「任せる」ことが大切だとお話ししましたが、若手教員がやりたいことにチャレンジするためには、学校として校務がスムーズに回っていなければいけません。つまり、「当たり前のことが当たり前に機能している」ことが大切です。土台がしっかりと作られていなければ、逆にやる気に満ち溢れた若手教員を混乱させてしまい、足を引っ張ってしまうことになりかねません。
若手教員と話す中で、最もありがたく思ってもらえるのは「しくじり」(失敗談)を語ったときです。これまでにどんな失敗をして、どうすることで乗り越えてきたのか、自分の経験を伝えてあげると、若手教員は安心してチャレンジすることができます。
あなたの学校の若手教員は、周りの先生方と話せていますか? 若手教員からすると、自分から先輩に話し掛けるのはハードルが高いものです。「ちょっとうっとうしいな」と思われる覚悟をもって、「ちょっぴりおせっかいな先輩」になったつもりで話し掛けましょう。
私が最初に着任した学校は、東京都内の決して大きくない学校でした。女子職員トイレの個室の数はわずか3つ。その狭い空間で、一人の若手教員(若手さん)が泣いていました。そこへ通り掛かったミドルリーダー層の教員(ミドルさん)。さて、いったいどんなサポートをしていけばよいのでしょうか。
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