岡山県教委は4月4日までに、「起立性調節障害(OD)」の児童生徒への対応法をまとめたガイドラインを公表した。
ODとは、主に思春期に発症する、自律神経の不調からくる身体的な病気。脳や全身に必要な血液が行き渡らず、立ちくらみや目まい、動悸(どうき)、倦怠(けんたい)感などの症状がある。起床時に症状が強く現れ、登校できなくなる子供も多い。
▽午前中に調子が悪く、午後になれば回復する▽季節の変わり目や気圧の低下で症状が悪化する▽朝起こしてもらっているときの記憶がない▽布団から出てもボーっとしている――など、不登校の初期症状と似ているため、「サボり」と誤解されたり、適切な支援や治療を受けられなかったりするケースもあるという。
ガイドラインにはODの基礎知識や、学校と家庭での適切な対応を記載。
怠けや仮病ではないことを教職員と保護者が理解し、一貫して対応する必要性や、本人と保護者の了承を得た上で、他の児童生徒にも説明して配慮を促すことなどを示した。
同ガイドラインは、同県教委のホームページから確認できる。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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