福井県教委は9月20日までに、県内の市町教委に対し、教員の業務改善推進対策の具体例を示した通知を出した。教員によって勤務時間をずらすシフト制を導入したり、保護者からの児童生徒の欠席連絡を電話からメールに変更したりすることを提案した。
通知では、部活動指導への対応などを想定し、1日の勤務時間は変更せずに、通常の午前8時~午後4時半までの勤務と、午前9時30分~午後6時までの遅番の勤務時間を、個人の状況によって設定できるようにする「勤務時間シフト制」の導入を提案。
さらに、教員の業務改善に向けた取り組み例として▽教材(プリント)をデータ化して校内や市町で共有し、若手をはじめとする教員の、教材研究の負担軽減を図る▽保護者からの児童生徒の欠席連絡をメールに変更する▽部活動や校外学習の教員引率を簡略化し、大会や練習試合は現地集合・解散とする――などを示した。
同県では今年2月、「福井県学校業務改善方針」を策定。2021年度までに時間外勤務が月80時間以上の教員をなくすことを目標に掲げた。この通知は同方針に基づき、小中学校の業務改善を進めるための一環で、「市町教育長会議」で検討した業務改善の具体的事例をまとめたもの。
勤務時間シフト制は、静岡市立大里中学校で同様の導入事例がある。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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