各校に新たにコード付与 文科省が方針、EBPMを推進

各校に新たにコード付与 文科省が方針、EBPMを推進
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 文科省はこのほど、学校基本調査などで用いられ、学校ごとに番号が振られている「学校調査番号」を改め、「学校コード」として各学校に付与し直す方針を示した。5月20日まで、意見を公募している。同省ではシステムの更新に合わせて、2022年度からの切り替えを目指している。

 従来の学校調査番号は、都道府県ごとに独立して番号を振っていたことや、番号が不足し、廃校となった学校の番号を新設校に流用したケースがあったことから、全国や経年で見ると、同じ学校調査番号が振られた学校が複数存在している状態となっていた。

 そこで、新たに各学校に振る「学校コード」は、学校種、都道府県番号、設置区分、学校番号から構成される12桁のものを各校に割り振ることとし、重複しないようにする。また、一度付与された学校コードは変更せず、他校に流用しないようにする。廃校となればその学校の学校コードも廃番となり、学校が新設された場合は新たな学校コードが付与される。

 全国の幼稚園から大学まで、約5万7000校に個別に付けられた学校コードは文科省ホームページにも公表する予定で、さまざまな調査でも活用できるようにすることで、教育におけるエビデンスに基づく政策(EBPM)を推進する狙いもある。

新たに振られる学校コードのイメージ
新たに振られる学校コードのイメージ
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