文科省はこのほど、学校基本調査などで用いられ、学校ごとに番号が振られている「学校調査番号」を改め、「学校コード」として各学校に付与し直す方針を示した。5月20日まで、意見を公募している。同省ではシステムの更新に合わせて、2022年度からの切り替えを目指している。
従来の学校調査番号は、都道府県ごとに独立して番号を振っていたことや、番号が不足し、廃校となった学校の番号を新設校に流用したケースがあったことから、全国や経年で見ると、同じ学校調査番号が振られた学校が複数存在している状態となっていた。
そこで、新たに各学校に振る「学校コード」は、学校種、都道府県番号、設置区分、学校番号から構成される12桁のものを各校に割り振ることとし、重複しないようにする。また、一度付与された学校コードは変更せず、他校に流用しないようにする。廃校となればその学校の学校コードも廃番となり、学校が新設された場合は新たな学校コードが付与される。
全国の幼稚園から大学まで、約5万7000校に個別に付けられた学校コードは文科省ホームページにも公表する予定で、さまざまな調査でも活用できるようにすることで、教育におけるエビデンスに基づく政策(EBPM)を推進する狙いもある。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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