福岡県古賀市教委はこのほど、学校の消毒作業専門の臨時職員72人を採用し、7月から全市立小中学校11校で導入し始めた。これまで消毒作業は各校の教職員が担当していたが、全校で、臨時職員のみで対応する体制の構築に成功している。
臨時職員は市のホームページで募集。「地域の子供たちのために貢献したい」といった動機で大学生や保護者、地域住民を中心に集まった。時給は950円で、平日の放課後2時間、教室の机や椅子、遊具などの消毒作業に当たる。
臨時職員採用以前は、教職員は消毒作業をした後、翌日の授業準備や会議など通常の校務に当たり、負担の増加が懸念されていた。導入して2週間だが、現場からは「校務に集中できる」と好評だと言う。
担当する学校は、臨時職員の希望を優先に配置する。そのため一部では人員不足の学校があるため、さらに追加で募集する予定。
同市教委の担当者は「新型コロナウイルス感染症の状況は刻々と変わる。現場の教職員からは感謝の声が相次いでいるので、地域一丸で取り組んでいきたい」と話している。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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