新型コロナウイルス感染症による差別やいじめを絶対に許さない――。宮崎県宮崎市立高岡中学校(渡部一博校長、生徒221人)は7月28日、生徒が独自に作った「差別・いじめを追放しよう宣言」を、地元の役所やスーパー、飲食店、病院など40カ所以上に配布した。生徒らは宣言文に感染者の特定や誹謗(ひぼう)中傷をしないことなどを盛り込み、地域一丸となって差別撤廃に向けて動くよう呼び掛けた。
渡部校長によると、同校は今月1日、PTAと共同で、地区内の児童生徒や教員、保護者が一丸となり、感染者の誹謗中傷を防ぐ狙いで「差別・いじめ追放共同宣言」を作成。これを踏まえ、地域住民にも呼び掛ける必要があると、同校の生徒会が中心となって新たな宣言文を作った。
宮崎県では今月中旬以降、クラスターが発生するなど感染者が増加しており、「あそこの学校で感染者が出たかもしれない」といったうわさが流れたり、実際に学校に問い合わせがあったりなど、影響が出ているという。
渡部校長は「自分や家族、同じ学校に感染者が出たときに、お互いがお互いを守る意識を早急につくらなければならないと感じた」と話し、生徒らも自分事として捉えて、町内の事業所への呼び掛けなどを積極的に行ったという。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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