乳幼児のいるひとり親の1割が、心の不調を抱えている――。国立成育医療研究センターはこのほど、5歳以下の子供がいる母親の健康状態の分析結果を公表した。一人で乳幼児を子育てしている母親は、ふたり親世帯や祖父母と三世代同居している場合と比べて、突出して心の不調の割合が高かった。
同センター研究所社会医学研究部の加藤承彦室長らの研究グループは、厚労省が実施した2016年の国民生活基礎調査のデータを用いて、全国の5歳以下の子供がいる1万9139世帯の母親を対象に、ふたり親、ひとり親、それぞれの三世代同居の有無ごとに、母親の健康状態を分析した。
その結果、三世代同居ではないひとり親は、睡眠不足、喫煙、飲酒などの生活習慣の割合が他と比べて高い上、悩みやストレスがあり、相談したくても、家族を含めて相談できる相手がいないと答えた割合も高かった。
また、うつ病や不安障害などの精神疾患をスクリーニングする「K6尺度」を用いて、心の状態を分析したところ、三世代同居ではないひとり親では、10.5%が心の不調がある可能性が高いとされる状態にあり、他の群より突出して高かった。
自分自身の主観的な健康状況についても、「あまりよくない」「よくない」と答えた割合は15.9%で、他よりも高かった。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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