兵庫県尼崎市教委は9月1日、市立小学校に勤務する教員が、新型コロナ陽性が判明していたにもかかわらず学校で勤務していたと発表した。この教員は陽性だったことを管理職に伝えておらず、体調が改善したことから出勤できると自分で判断していた。
市教委によると、この教員が担任をしていた学級の児童を含め、これによる濃厚接触者は校内で確認されていないが、保健所の積極的疫学調査で特定された接触者に対しては、PCR検査を実施する。
感染が確認された教員は、8月24日まで学校に勤務。発熱があったため25日に学校を休み、新型コロナウイルスの検査を行ったところ陽性だったが、この時点で管理職にそれを報告しなかった。その後、26~29日までは自宅で休み、始業式がある30日には体調が回復したことから、自ら出勤できると判断して学校に出勤。同日に保健所から本人に連絡が取れないとの問い合わせが市教委にあり、事態が明るみに出た。
これを受けて、勤務していた小学校では31日に関連施設の消毒を実施し、一連の検査が終了するまで当面の間、臨時休校となった。
市教委では今後、本人から事実確認のための聞き取りをした上で、県教委に報告するとしている。
次期学習指導要領の基本的な考え方について、中教審の教育課程企画特別部会は9月5日、第12回会合を開き、これまでの論点整理の素案を検討した。主体的・対話的で深い学びの実装、多様性の包摂、実現可能性の確保を三位一体で具現化するため、教育課程を柔軟なものにしていく。
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江戸時代の教育学者、細井平洲の言葉に「人の子を教育するは菊好きの菊を作る様にはすまじく、百姓の菜大根を作る様にすべきこと」というものがある。菊好きは、理想的な好みの形を目指して育てる。百姓は形や大きさにかかわらず「おいしくなあれ」と育てる。最近は、自身が「菊好き」なのでは、と悩む先生たちによく出会う。菊好きから百姓への転換の難しさも、非常に多く見聞きする。
伝統的なカトリック系ミッションスクールだった宇都宮海星女子学院中学・高校は、2023年度に星の杜中学・高校として生まれ変わった。世界10都市以上で海外留学を経験できる制度の導入など積極的にグローバル教育に取り組み、入学希望者も年々増加するなど注目を集めている。また、24年度には全国の私立中学・高校12校とコンソーシアムを立ち上げ、国内留学などの連携も始めた。これらの施策を推進する小野田一樹校長に、学校改革の現状や、私学を中心としたこれからの学校教育の在り方などを聞いた。
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